出版デジタル機構――出版物の電子化支援を掲げこの4月に設立された同組織は、日本の電子書籍市場に欠けていた最後のピースなのだろうか。彼らが何を目指しているのか、あるいは胸にはどんな思いを秘めているのか、その輪郭を掴むべく、今回直接経営陣に話を聞いた。 「日本で電子書籍が普及しないのはなぜなのか?」 「使い勝手が悪い電子書籍を使うくらいなら“自炊”した方が良い」 「電子書籍元年から3年近く経つのにKindleはまだ上陸しないのか?」 日本の電子書籍を巡る状況は、ユーザーの側から見て決して理想的なものとは言えない。多くの試みがなされ、実際にさまざまなサービスが登場するも、ユーザー、そして業界が期待したほどにはまだ普及が進んでいない。 2010年から電子書籍の動向を追ってきた筆者は、その原因の1つに「タイトル数の少なさ」を挙げてきた。消費者にとって、本、そして本を扱う書店は、ヒット作さえあれば良い
2012年8月7日、米国情報標準化機構(NISO)とDAISYコンソーシアムが、新しい標準規格“Authoring and Interchange Framework for Adaptive XML Publishing Specification”(ANSI/NISO Z39.98-2012)を公表しました。その管理はDAISYコンソーシアムによって行われます。 この規格は、デジタル情報を、様々なアクセシブルなフォーマット(配布フォーマット)へ変換できるようなかたちでXML形式によって記述する枠組みを定めたものです。いわゆる交換(中間)フォーマットに関する規格といえます。交換フォーマットから生成される配布フォーマットについては特に制限を課さず、点字や大活字版、EPUBなどを含めた様々な形式が使用できるようになっています。 Z39.98は、元々、デジタル録音図書に関するDAISY 3(A
NISO and DAISY Consortium Publish Authoring and Interchange Framework Standard Baltimore, MD - August 7, 2012 - The National Information Standards Organization (NISO) and the DAISY Consortium announce the publication of the new American National Standard Authoring and Interchange Framework (ANSI/NISO Z39.98-2012). The standard defines how to represent digital information using XML to produce docum
Webがアクセシブルになったり、生活の様々なシーンで利用者をサポートするアプリが登場したりと、視覚障害者の生活が昔に比べて便利になっていることは確かです。しかし、一口に「便利になった」と言っても、どのような作業がどのように便利になったかはなかなか伝わりません。この記事では、筆者であるPat Pound氏の今の生活と、アクセシブルなWebやアプリを使用していなかった頃の生活を比較して、それぞれのタスクがどのように楽になったかが紹介されています。 アクセシブルなWebとアプリで楽になった私の生活! Pat Pound 著 (この記事は、Deque Systems社のBlogに投稿された記事、My Life Simplified via Accessible Web and Apps!を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証しませんので、必要に応じて原文を参照してください。) ここでご
Social Media Marketing Trends 2024 // The Global Indie InsightsKurio // The Social Media Age(ncy)
HTML5 規格の策定について、これまでは WHATWG と W3C が協力して行ってきたが、このたび WHATWG の中心人物である Ian Hickson 氏が ML に投稿したメールによると WHATWG は WHATWG の路線を推進することになる (I Programmer の記事、本家 /. 記事より) 。 WHATWG はバグを修正しながら新たな機能を随時追加していくアプローチをとることになり、時間のかかるやり方を貫く W3C と比べてスピーディーで、「リビング・スタンダード」を作成することになるという。リビング・スタンダードとはつまり、決してどこかに落ち着くことはなく、常に新しい機能を追加しながら改良していくことを指し、対する W3C は、リビング・スタンダードの「スナップショット」であるとしている。 Mozilla Developer Street の記事によれば「プロジ
2012年6月22日に、オランダのアムステルダム大学図書館が、視覚障害やディスレクシアの利用者のために、教科書をPDF化してUSBメモリに保存するという新たなサービスを開始しました。大学図書館のインフォメーションデスクに教科書を持っていくと、1週間ほどでPDFファイルにして返却してくれるもので、利用者は自分のPC等を使ってその音声読み上げを聞くことができるとのことです。 Textbook into PDF (University of Amsterdam 2012/6/22付けの記事) http://bc.uba.uva.nl/news/news.cfm/99DE7A39-0592-4927-B052BC7D9C9AF4B0 Services for visually impaired and dyslectic users (University of Amsterdamのウェブサイト)
視覚障害当事者による「共同自炊」型電子図書館の実証実験参加者募集のお知らせ(募集締切:7月18日) 概要 このたび、文部科学省科学研究費補助金により平成24年度から26年度の3年計画で「視覚障害当事者の共同自炊型オンライン電子図書館を実現するための条件に関する研究」を実施することになりました。 本研究は、読書のアクセシビリティを当事者中心の共同作業により高めるための方法を、理論と実証実験により提示することを目指すものです。 目的 視覚障害者の読書は長く点字図書館等により支えられてきました。しかし、学術書や教養書の蔵書は十分とはいえず、読みたい本をすぐに読める状況にはありません。 そこで近年、視覚障害者の中にも個人でOCRを利用して書籍の電子化(自炊)を行う人が増えてきました。 誤認識はあるものの、読みたい本をすぐに読めるという利点を持つ「自炊」を共同作業として行えれば、その社会的意義
Chinese Publishing: Mapping the Market and Extending the Partnerships Who is who, and who is doing what in the Chinese publishing market. How and where to find reliable and detailed market information – in English? What can a partnership do that a straight right sale can’t? And why do Chinese want to localize certain books? Robert Baensch, Principal of Baensch International Group Ltd. and author o
ヤフーは2日、同社が運営する総合電子書籍サービス「Yahoo!ブックストア」に、HTML5対応のWEBブラウザをベースとしたブラウザビューアーシステムを追加した。iPhone、iPad、Andoroid端末から各種PCまで、デバイスやOSに制限されない利用が可能となったとのこと。 「Yahoo!ブックストア」では、EPUB(イーパブ)を採用していたが、ブラウザベースの読書環境は提供されていなかった。今回の提供開始により、容量を気にせずストリーミングで読書することが可能となった。また電子書籍専用端末であっても、ブラウザ環境が合致すれば利用可能。 なお従来からのアプリケーションビューアーについても、これまで通り使用できるため、長時間オフラインの場合や、購入したファイルを保存したい場合などは、ビューアーを使い分けることで、対応できるとしている。また、EPUB 3に対応したことで、小説などのテキス
米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムによる電子書籍の専用端末「キンドル」の日本発売が迫る中、日本メーカーが対抗策を打ち出した。シャープ、ソニーが29日、それぞれスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末で電子書籍を閲覧できるサービスの拡充を発表。脱専用端末路線で迎え撃つ構えを鮮明にした。 シャープは複数の書店で購入した電子書籍でも手軽に管理できる配信システム「ブック・イン・ザ・ボックス」をスマホ向けなどに提供すると発表した。 新システムに対応した書店で購入した書籍なら、1つのアプリ(応用ソフト)でマンガや小説などをまとめて管理・閲覧できるようにしたのがミソ。7月4日から同社の電子書籍配信サービス「ガラパゴス・ストア」などで利用でき、年内には10の電子書籍ストアが導入する予定だ。 ソニーも、同社のスマホ「Xperia(エクスペリア)」向けの専用アプリを公開。今秋をめどに、他社製も含め
シャープは6月29日、電子書籍配信ソリューション「book-in-the-box」を発表した。エンドユーザー向けのAndroidアプリはGoogle Playで7月4日から提供開始予定。 book-in-the-boxは、電子書籍を取り扱う電子書店事業者向けのソリューション。.bookやXMDF、EPUB(Open Manga Format)といった主要な電子書籍フォーマットに対応するビューワ(本棚管理含む)と、シャープ提供のDRM(著作権保護機能)を組み合わせたもの。ユーザー視点での一番のメリットは、同ソリューションを採用した電子書店のコンテンツであればどの電子書店で購入したコンテンツであっても同アプリで一元的に管理・閲覧できること。 book-in-the-boxアプリはシャープの電子書店「GALAPAGOS STORE」が用意している「GALAPAGOS App」をベースにしている。
日本電子書籍出版社協会(電書協)は、EPUBビューワ上で出版社が必要とする日本語組版の要素項目をまとめた要望表を公開した。 日本電子書籍出版社協会(電書協)は6月21日、EPUBビューワ上で出版社が必要とする日本語組版の要素項目をまとめた「EPUB3.0 日本語組版要望表」を公開した。 電書協は、大手出版社など41社が電子出版事業の拡大を図る目的で2010年2月に設立した社団法人。今回発表された要望表は、IDPF(International Digital Publishing Forum)が策定し、電子書籍フォーマットの国際標準として国内での普及も期待される「EPUB」について、日本語組版周りで足りない要素などを優先順位を付けてまとめたもの。 要望書には多岐にわたる要望が挙げられており、中でも外字の扱いや改ページ、インデントなどは喫緊の課題として多くの要望が寄せられている。仕様が策定され
印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 | 日本デジタル教科書学会は、デジタル教科書・教材に関する学術的な研究および授業実践を行い、その効果や意義を発信することを目的に設立された学会です。 「日本デジタル教科書学会」のホームページにご訪問いただきありがとうございます。 当学会の「発足の志」は、「デジタル教科書・教材やそれを活用した実践について、学術的に追究し、我が国の教育のこれからの発展に資すること」です。 デジタル教科書導入のためには、入念な学術的な検討が必要です。本学会では、実践者と研究者が協力して実践研究を行ったり、各種プロジェクトを立ち上げたりして、研究領域や職種の枠を超えた研究活動を推進して参ります。 研究者の方のみならず、現場の先生方、産業界の方、その他、趣旨に賛同いただけます様々な立場の方々からご入会いただければと思います。また、8月の設立記念全国大会の申し込
はんめんこ 画像から電子書籍を作成 画像をアップするだけで電子書籍をらくらく作成! クリッカブルマップ対応 EPUBおよび.bookのソースファイルTTX,PROPをサポート(緊デジテンプレートに対応) はんめんことは? 本サービスはんめんこは、想隆社が提供するベータサービス(実験的公開サービス)です。画像ファイルから電子書籍(EPUB,.bookのソースファイルであるTTX,PROP,PDF,Amazon Kindle形式(mobi))を生成します。 必要なデータは版面の画像データ(JEPG形式)と書誌情報です。緊デジ用TTX用に、オンラインで目次用のクリッカブルマップを作ることができます。 ご利用にあたって 本サービス「はんめんこ」は、「緊デジ.bookフィックスレイアウト用テンプレート」に沿ったTTXを作成します。.bookのソースファイル(TTX,PROPファイル)を出力するのもの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く