星野氏は「私、星野康二は、6月の定時株主総会終結時をもって、スタジオジブリの取締役を辞任し、ジブリを離れることになります。それに先立ち3月末をもってスタジオジブリの社長兼会長の役職を退任することになりましたが、代表権は株主総会まで継続して務めていきます」とした。 ウォルト・ディズニー・ジャパン社長を経て、2008年2月に就任。15年にわたってスタジオの経営に邁進してきたが、「3年にわたったコロナ禍の終息、昨年11月のジブリパークのオープン、そして、宮崎駿(※崎=たつさき)の最新作『君たちはどう生きるか』の完成をもって、ジブリを離れるにはこのタイミングしかないと判断いたしました」という。 「今後は後任に経営を委ね、新しいジブリをけん引していってもらえれば幸いです」とし、さらに「個人的な事ですが、私星野はこの5月で67歳になります。今後は、これまでの経験と人脈を生かして新しい分野に挑戦していく