前回「偽装メールを見破れ!(前編)」では、偽装メールを見破るポイントがヘッダにあることと、簡単に偽装メールを送信できることについて解説した。 今回は偽装メールを見破るポイントを知り、メールの「Received」ヘッダから信用できる情報とそうでないものを見分ける方法について触れる。また、偽装メールと間違われないために「差出人」を保証するための技術を紹介する。 見破る基本は「Received」ヘッダを正しく読むこと 配送経路の情報をヘッダから正しく読み解くためには、まず「Received」ヘッダの読み方を知る必要がある。次の図は、差出人「tip@nifty.com」からあて先「ueno@usagidesign.jp」に送られたメールヘッダのサンプルから、「Received」ヘッダ部分のみを抜き出したものである。果たして差出人のメールアドレス「tip@nifty.com」の真偽は確認できるだろう
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