スラヴァ級ミサイル巡洋艦(スラヴァきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソ連海軍のために建造されたミサイル巡洋艦の艦級[注 1][注 2]。ソ連海軍での正式名は1164型ミサイル巡洋艦(ロシア語: Ракетный крейсер проекта 1164)、計画名は「アトラント」(露: «Атлант»、アトラースの意)であった[1]。 それまで対潜戦を重視していたソ連海軍にとって、58型(キンダ型)および1134型(クレスタI型)以来久しぶりとなる対水上戦重視のミサイル巡洋艦であり、より大型の1144.1型ミサイル巡洋艦(キーロフ級)とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想された。 1971年、海軍総司令官セルゲイ・ゴルシコフ元帥は、当時建造が進められていた1134B型大型対潜艦(カーラ型)をもとに、その主兵装であったURPK-3「メ