宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、昨年受けたサイバー攻撃で情報漏えいがあったと認め、関係先に謝罪したと発表した。JAXAだけでなく、外部機関と共同で実施している事業の情報や個人情報が含まれていることが確認された。「信頼関係を損ないかねない事案」としている。
京都大学名誉教授の福島雅典氏が新型コロナワクチン後遺症の調査結果についての論考を、月刊「文藝春秋」4月号で発表した。福島氏は2023年6月、「ワクチン問題研究会」という学術団体を有志の医師らと立ち上げ、ワクチン接種後の健康被害=「ワクチン接種後症候群」の研究に取り組むべく、四つの目的を掲げた。世界中の論文のデータベース化、症例データベースの構築、検査方法の開発、治療方法の確立だ。 【画像】日本国内においてコロナワクチン接種後、急に発症するなど、医学学会で報告や検討された疾患(2021年12月~2023年11月) コロナワクチンの副作用の出方は前例がない《まず、ワクチン接種後症候群がどれほど多岐にわたるのか、お示ししましょう。 次頁の表は、ワクチン接種後、急に発症するなどした疾患として、2021年12月から2023年11月までの2年間に、国内の医学学会で報告・検討された疾患の一覧です(開催学
宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は25日、20日未明に月面着陸に成功した月探査機「SLIM(スリム)」が地球へ送信したデータの解析結果や、小型ロボットが撮影した着陸後の機体の様子を捉えた画像を公表した。画像では、月面でエンジンを上向きにして「逆立ち」した状態で着陸している機体の様子が写っている。 【写真】月面着陸したSLIMに搭載されたカメラで撮影した月面の画像 SLIMの撮影に成功したのは、JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大で開発した小型ロボット「SORA(ソラ)―Q(キュー)」(重さ約250グラム)。球状から変形し、両脇の車輪で月面を走行できる設計になっている。着陸直前にSLIMから分離され、着陸した機体を撮影した。
Space Exploration Technologies(SpaceX)は、衛星インターネットサービス「Starlink」で衛星とスマートフォンが直接通信する機能「Direct to Cell」を紹介する公式サイトを開設した。同サイトによると、2024年にテキストメッセージ(SMS)通信が、2025年に通話とデータ通信が利用可能になる。 StarlinkのDirect to Cellは、既存のLTE対応スマートフォンで衛星通信サービスを直接使えるようにする機能。地球周回軌道上に基地局があるようなもので、スマートフォンのハードウェアやファームウェアを変更する必要はなく、特別なアプリも不要。 LTEスマートフォンのほか、LTE対応機器であれば、スマートウォッチなどでも2025年からDirect to Cellでデータ通信できる。 日本では、KDDIが2024年からDirect to Cel
半導体に用いられる物質の特性を表にしたもの。ダイヤモンドがシリコンや窒化ガリウムよりも半導体において良い物性を持つことが分かる(佐賀大学提供) ダイヤモンドを使った半導体パワー回路の開発に、佐賀大学理工学部の嘉数(かすう)誠教授(半導体工学)のグループが世界で初めて成功した。これまで難しいとされてきた高速スイッチングや長時間の動作が可能なことを実証。パワー回路が実用化できれば、次世代通信規格「6G」や量子コンピューターなど最新技術への応用も期待できるという。 ダイヤモンドはシリコンなど従来、半導体に用いられてきた物質よりも高電圧に耐えられ、高速かつ高い周波数で動作でき、宇宙など放射線量が高い場所でも使える。次世代のパワー半導体としてダイヤモンド半導体の開発が盛んになっている。 ただ、炭素でできたダイヤモンドを半導体にするため、「ドーピング」と呼ばれる不純物を添加する技術と、「パッシベーショ
高校分野の解法を使って円周率の新しい求め方を証明した(左から)中山啓太さん、丸尾祐希さん、田中陸人さん、宮本陣弥さんと指導した宮寺良平教諭=西宮市高座町 西宮市立西宮高校(兵庫県西宮市高座町)3年の4人が「三角比の定理」などを用いて証明した「円周率の新しい求め方」が、オーストラリアの大学が発行する数学雑誌に掲載された。授業の一環で取り組んだ。高校までで学ぶ公式などを使って証明することは困難とされており、新たな証明方法として評価された。大学受験と部活に励む生徒たちは「答えのない研究だったが、成果を出せて安心した」と快挙を喜んでいる。(久保田麻依子) 【写真】史上最年少で「数学検定」1級合格 兵庫の小4、理数系大卒業レベル メンバーは、同校グローバル・サイエンス科の田中陸人さん(17)▽中山啓太さん(17)▽丸尾祐希さん(17)▽宮本陣弥さん(18)。臨時講師の宮寺良平教諭(67)が指導した。
歌手の中森明菜が30日、デビュー40周年となる2022年に再始動することを発表した。また、個人事務所を設立したことも明かした。自身のツイッターで報告している。 【写真】デビュー40周年に再始動へ…事務所移籍を発表した中森明菜の実際の投稿 中森は「長い間、ご心配をおかけしており申し訳ありません。ほんの少しですが、体調が良くなってきましたので、この度、お手紙を書かせていただこうと思いました」とし、「今年2022年は、デビューをさせていただいてから40年になります。デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりましたが、まだ万全な体調とは言えません」と発表した。 続けて、「ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉しいです」とつづった。 さらに、「再始動に備えて、新たな個人事務所を設立したことを併せてご報告させていただ
大正製薬はのど飴などに配合されている殺菌成分「セチルピリジニウム塩化物水和物」(CPC)を0・0125%以上の濃度で30秒間曝露させると、新型コロナウイルスの変異株を99%以上不活化する(感染性を失わせる)ことを確認した。山口大学への委託研究による試験管内の実験(イン・ビトロ試験)の結果。 新型コロナウイルスの変異株(オミクロン株)液とCPC溶液を1対9で混合し、10秒間、30秒間、1分間、3分間、5分間作用させ、感染性を持つウイルスがどの程度減少したかを評価した。 CPCは細菌の脂質二重膜で構成されている細胞膜を破壊することで殺菌作用を示すことが知られる。新型コロナウイルスの膜状構造は脂質二重膜構造であり、これを破壊することで不活化すると考えられるという。
夏休みになり、コロナ感染者が増えているので、子どもたちは家で過ごす時間が増えています。子どもが成長する過程に、「動物とのふれあい」は大切なのだろう、と多くの人は考えています。 いまの時代に学校で「動物とのふれあい」について教育するには、どのようにしたらいいのかを考えてみましょう。 小学校のウサギ飼育の現実埼玉県の東松山市立の小学校の校舎脇に、ウサギ小屋があり、野外では過酷な状態になり6月下旬には、暑さのためか1匹が死んでしまったと、朝日新聞が伝えています。 このような状態で、ウサギは子どもたちの教育のために飼われているのです。小学校で、ウサギにとっての適切な飼養環境というものが理解されずいることに、驚愕します。 ウサギにとっての適正な温度とは? イメージ写真(写真:イメージマート) ウサギにとっての適正温度は室温15~25度程度です。 ウサギは暑さに弱く、どちらかというと寒さに強い動物です
京都大学の高折晃史教授らは、新型コロナウイルスのオミクロン株を含む全ての変異株に対して有効なアルパカ抗体を創出した。クライオ電子顕微鏡による立体構造解析や、創薬候補をコンピューターで選択する技術を活用。従来の治療用抗体製剤よりも、中和活性が高いことを確認した。研究の応用で、新たな治療薬の開発につながると期待される。 現行の抗体はスパイクたんぱく質の表面に結合するため、変異に十分に対応できない。研究チームはヒト抗体が入れないスパイクたんぱく質の深い溝に、変異の見られない共通構造を発見。そこに抗体を結合し、中和活性を高めることにした。 小さな分子構造を求め、遺伝子ライブラリーをもとにアルパカ抗体を作製。同抗体はヒト抗体の10分の1の大きさで、ヒト抗体が到達できないスパイクたんぱく質の深い溝に入り込むことができた。 成果は英科学誌コミュニケーションズ・バイオロジー電子版に掲載された。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く