古くから日本では家族や親族に弔事があった場合、故人を偲び哀悼の意を表します。 また自身の深い悲しみと辛さを乗り越える一定の期間を設けます。 この期間のことを「服忌」(ぶっき)と呼びます。 「服」とは故人への哀悼の気持ちを表す期間(喪中)、「忌」とは故人の祀りに専念する期間(忌中)といわれます。 この期間は地域によって多少違いがありますが、故人を偲ぶ大切な期間といえます。 多くの方が「喪中」と「忌中」を同義語、または同じ用途で使われていますが本来は違う意味の言葉です。 またこの期間に関しては奈良時代の「養老律令」、江戸時代の「服忌令」などに見られますが、 現在の服忌期間の基になったものは明治7年太政官布告「服忌令」といわれていますが、現在では服忌に関する法律は存在せず、習慣・習俗として残っています。 最近お祭りの案内などを差し上げると、「身内に不幸があったから一年間は神社にいけない」と仰る方
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