夢と現実、幻想と真実が交錯する電子桃源郷奇譚、今週は紫京院ひびきのグラウンド・ゼロ。 ガァルルを舞台から降ろしてあじみとふわりを帰還させつつ、何故ひびきが現在の一に押し流されてしまったかを解説する回でした。 ひびきの残忍なエゴイズムや孤立主義が何故生まれたのか、ストンと腑に落ちるような、人間の醜さを煮詰めたようなエグい話が笑いのオブラートに包まれて演出され、プリパラの底力を感じる展開でした。 同時に過去を語るあじみの共感不可能性も浮き彫りになり、一キャラクターの落着を超えた、シリーズ全体の一貫性に関する疑問も湧いてきて、今後が気になるエピソードでした。 今回のお話、掘り下げられたのは二人の女だと思います。 一人は当然ひびきで、悪役として主人公の前に立ちふさがりつつも、一分の理を行動に宿すことでただぶっ倒せばいい敵には収まっていない彼女は、しっかり掘り下げキャラの輪郭を際立たせなければいけな