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ブックマーク / lastbreath.hatenablog.com (6)

  • プリパラ:第89話『み~んなトモダチ! み~んなアイドル!』感想 - イマワノキワ

    ゲームとの連動! 大量の新キャラ!! アク強すぎて制御出来ない濃い目のキャラ付け!!! 色んなものと戦い続けたプリパラ二期もついに最終回、前回情感豊かに話をまとめた分、退場していくひびきとふわりに重点したお話になりました。 気になってた細かい目配せはさておき、安藤やジェンダーの問題など、取りこぼしていた大きな問題をちゃんと回収し、二人のお話はしっかりまとめて終わった印象。 タイトル通りみんな仲良く楽しい、ハッピーハードコアなプリパラの強さが全面に出た回となりました。 今回は悪い子としたまほちゃんを適度にイビりつつ、旅出す彼女が手に入れたものを追いかけていく展開でした。 悪意が存在できない世界律を選びとった”アイカツ!”とはまた別で、プリパラは基的にネアカでポジティブな世界観が支配する、『明日はきっと良い日になる』と言わんばかりのアニメです。 その前向きさはいつでも救いだったし、キャラに奥

    プリパラ:第89話『み~んなトモダチ! み~んなアイドル!』感想 - イマワノキワ
    usadamasa
    usadamasa 2016/03/29
    “そういう強さを否定せず、まほちゃんらしいしかめっ面が終始維持されていたのは、とても良かった。”
  • プリパラ:第83話『ペルサイユのくるくるちゃんダヴィンチ!』感想 - イマワノキワ

    夢と現実、幻想と真実が交錯する電子桃源郷奇譚、今週は紫京院ひびきのグラウンド・ゼロ。 ガァルルを舞台から降ろしてあじみとふわりを帰還させつつ、何故ひびきが現在の一に押し流されてしまったかを解説する回でした。 ひびきの残忍なエゴイズムや孤立主義が何故生まれたのか、ストンと腑に落ちるような、人間の醜さを煮詰めたようなエグい話が笑いのオブラートに包まれて演出され、プリパラの底力を感じる展開でした。 同時に過去を語るあじみの共感不可能性も浮き彫りになり、一キャラクターの落着を超えた、シリーズ全体の一貫性に関する疑問も湧いてきて、今後が気になるエピソードでした。 今回のお話、掘り下げられたのは二人の女だと思います。 一人は当然ひびきで、悪役として主人公の前に立ちふさがりつつも、一分の理を行動に宿すことでただぶっ倒せばいい敵には収まっていない彼女は、しっかり掘り下げキャラの輪郭を際立たせなければいけな

    プリパラ:第83話『ペルサイユのくるくるちゃんダヴィンチ!』感想 - イマワノキワ
    usadamasa
    usadamasa 2016/02/20
    “ひびきはこうして敵役から、救済しなければならない被害者へと立場を変えましたが、一切変化を見せず、むしろその不可解さを強調したのがあじみです。”
  • Go! プリンセスプリキュア:第50話『はるかなる夢へ! Go! プリンセスプリキュア!』感想 - イマワノキワ

    一年間続いてきた12年目のプリキュア、遂に最終回です。 絶望との対峙、別れの受け入れ方、未来への希望。 これまで積み上げてきたお話を活かしつつ、お話しの終わりでしかできない総括と発展を果たし、プリンセスの物語にエンドマークをつけるのに相応しい最終回でした。 当に、素晴らしいアニメだった。 前回ディスピアとの戦いを終わらせ、さあエピローグ……とはならないのがこのアニメ。 最大の敵であり最大の理解者でもあったクローズとの戦いと、その先にある対話をしっかり果たし、戦いに『殴って勝つ』以上の答えを探してきたアニメらしい結論を探しに行きました。 背負っているドラマが薄めなので人格性が薄い絶望の概念そのものだったディスピア様に対し、クローズさんは個人的執着を剥き出しにして、主人公と幾度もぶつかり合い、成長を果たして大BOSSの地位にたどり着いた、非常に人間的なライバルです。 今回の対話は、絶望の檻に

    Go! プリンセスプリキュア:第50話『はるかなる夢へ! Go! プリンセスプリキュア!』感想 - イマワノキワ
    usadamasa
    usadamasa 2016/02/01
    “別れの先には未来があって、特権的に世界の守護者だった時代が終わっても、女の子は生き続けて大きくなる。”
  • アイカツ!:第167話『夢のスケッチブック』感想 - イマワノキワ

    偶像の荒野を走り抜けていく少女たちの物語、今週は少女と少年の一つの結末でした。 あかりちゃん専属のデザイナーとしてこれまで物語を積み上げてきた瀬名翼を真ん中に据え、彼自身の成長を鏡にすることで、アイドルとしても少女としても大きく強くなった大空あかりを見せる、クライマックス直前に相応しいエピソードでした。 いちご世代では拾い損ねた恋の要素もしっかり盛り込み、甘くて酸っぱい季節の切なさまで感じ取れる、立派なお話だったと思います。 セナさんの初登場は第107話『2人のドリーマー』でして、ここから第123話、第126話、第139話、第145話に劇場版と、結構な話数をもらっています。 これは『芸能人はカードが命』なアイカツ世界において、デザイナーという存在が大事というだけではなく、駆け出しの時代を共有した戦友として、同年代の異性として、色んなモノを瀬名くんが背負ってきた、という証明でもあります。 今

    アイカツ!:第167話『夢のスケッチブック』感想 - イマワノキワ
    usadamasa
    usadamasa 2016/01/18
    “そして、安易な『男/女』のステレオタイプを廃し、敬意と矜持の詰まった関係をしっかり描いているからこそ、二人の小さな恋の気配が、すさまじい鋭さで胸に突き刺さってくる。”
  • 昭和元禄落語心中:第1話『与太郎放浪篇』感想 - イマワノキワ

    ヤクザと昭和と落語が出会うとき、物語が始まる! っつーわけで、麗しき昭和を舞台にした噺家たちの人生目録、その出だしであります。 艶とあだな感じ漂う色気のあるキャラデザイン、古いフィルムのような質感、高座の興奮を伝えてくる音響、緊張感とフェティシズムの溢れる画面作り、そして声優の熱演。 押し込めても押し込めても溢れてきちまう『気』がドカンとぶつかってきて、一気に話しに引き込まれて離してくれない、素晴らしい第一話でした。 主人公が異能力に目覚めるでもなし、ラッキースケベがあるわけでなし、流行りのフックが埋め込まれた話ではありません。 やってることはただ一つ、『主人公が落語に出会う』ということでありまして、人が良すぎる犯罪者がどうにか生きていく術として話術に思いつめ、師匠に惚れ込み、姐さんと心を通わせていく。 そういう地道で特別な、一人の芸人のお話であります。 人数を絞っている分その描写は濃厚

    昭和元禄落語心中:第1話『与太郎放浪篇』感想 - イマワノキワ
  • Go! プリンセスプリキュア:第39話『夢の花ひらく時! 舞え、復活のプリンセス!』感想 - イマワノキワ

    二週間のご無沙汰、日曜朝のお楽しみ、プリキュアであります。 前回主人公と視聴者をドン曇りさせて溜め込んだストレスを、全てカタルシスに変える勝負回でした。 夢の持っている二面性、少女が独立した大人になる過程、夢を与えられたものが夢を与え返す真心、そして強さと美しさを取り戻したカナタの姿。 ヒーローの物語、成長の物語として語るべきことが全て詰まった、美しい物語だったと思います。 マジプリプリ見てて良かった、マジ。 キャラクターの物語に分け入る前に、まず声を大にして言いたいのは映像のこと。 プリプリは歴代でも作画に恵まれている方ですが、劇場版クラスの作画カロリーと、メセージが明白な演出が相まって、素晴らしい映像が生まれていました。 絵が強いと説得力が違うわけで、この勝負回に全て突っ込んだギャンブルは大成功と言えるでしょう。 出だしの血のように赤い夕陽と、心を反映するような陰り。 今回は色彩のイン

    Go! プリンセスプリキュア:第39話『夢の花ひらく時! 舞え、復活のプリンセス!』感想 - イマワノキワ
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