ひさびさに町田に行ったので、昔よく通っていた古本屋、高原書店に行ってみた。 私がよく行っていたのはもう10年近く前で、その頃は駅前のビルに入っていたのだが、その後移転したようで、駅から5分くらいの、ややわかりにくい場所にあった。 元は何の建物だったのかわからないが、看板がなければどう見ても店には見えない、ちょっと不思議な建物。4階建のビル一棟を全部高原書店で使っていて、なんだか魔窟っぽい。 「古書」「古本買入」の書体が心霊写真みたいで、魔窟感アップ 一見して普通の本屋ではない、異様な入口。この中に、めくるめく古本の世界が… 1時間くらいブラブラしたが、なんというか、えらい強烈な店だった。このだらしない入り口(失礼)が象徴しているように、店・建物全体が、壮大な「未整理状態」なのだ。駅前にあった頃の高原書店は、それなりに整理された普通の店だったが、それはもう影も形もなく、独自のカオス空間と化し