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不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 山口昌伴さんの『台所空間学』という本が非常におもしろい。 とにかくこれまで無意識に抱いていた台所観やるれ料理というものの捉え方が非常に狭いものだったと認識させられる。当たり前が当たり前でなくなるのだ。 まだ全部読み終えてはいないが、へーっと感じたことをひとつ紹介することにする。 昔の台所では、その日その都度の調理は大した問題ではなかった例えば、料理というものをどういう時間の単位でかんがえるかということ。 僕らにとっては、料理というのは、そのとき食べる、または作る料理のことをかんがえるとのがわりと普通のことではないだろうか。せいぜい昨日の晩はなにを食べたとか、最近肉料理がつづいてれなとか、そんなレベルではないか。 しかし昔はどうやら違ったらしい。 昔は、見知らぬ者でも勝手口か
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