東北防衛局は29日、米軍三沢基地(青森県三沢市)に一時展開していた米空軍の無人偵察機グローバルホーク2機の運用が10月初旬にも終了し、グアムのアンダーセン空軍基地に帰投する見通しだと発表した。在日米軍から連絡があった。 グローバルホークは米本土の空軍基地から遠隔操作される大型の無人偵察機。高高度を飛行し、離着陸時は三沢基地で地上から操作される。 東北防衛局によると、帰投と同時に、三沢基地の地上設備と隊員ら約40人も撤収する。来年度以降の一時展開については再配備を視野に日米間で協議中だという。 グローバルホークは週に2回程度、アジア太平洋地域での偵察活動に当たっている。グアムでの台風シーズンを避けるためとして、5月下旬から10月ごろまでの予定で三沢基地に一時配備されていた。