ハリウッド女優として、モナコ王妃として、人々を魅了し続けた女性、グレース・ケリー。シンデレラストーリーとも言われるライフスタイルは永遠に世間の注目の的です。特に2日間かけて行われたといわれる映画さながらのロイヤルウエディングは世界中の女性の憧れ。さて、どんな結婚式だったのかを振り返ってみましょう。 運命の出会いから結婚へ 映画『喝采』でオスカーを受賞したグレース・ケリーはアメリカ、フィラデルフィアの裕福な家庭に生まれました。気品に溢れた“クール・ビューティ”で観衆を魅了した彼女はカンヌ映画祭の時に雑誌「パリ・マッチ」のインタビューでモナコのプリンス、レーニエ公と運命的な出会いをします。 その冬のクリスマスにはレーニエ公がフィラデルフィアを訪れ、猛アタック。年明けにはふたりは結婚を決意します。ハリウッドの大スターと国王の結婚はすぐに大ニュースになったのは言うまでもありません。新聞や雑誌は彼ら