14世紀に高麗王朝時代の朝鮮で印刷され、その後、対馬にもたらされた仏教の経典集、「高麗版大般若経」が、新たに国の重要文化財に指定されることになりました。 これは9日、文化庁の文化審議会が文部科学大臣に答申したものです。 対馬市の金剛院に伝わる「高麗版大般若経」は、高麗王朝時代の朝鮮で、14世紀に木版印刷された165巻の経典集で、室町時代に当時の対馬当主、宗貞盛が朝鮮王朝からもらいうけ、その後、島内の寺や神社に寄進した経典の1つとされています。 この中の記録から、経典が印刷された経緯や、当時の対馬と朝鮮の関係を読み解くことができ、宗氏と金剛院とのつながりを示す31通の資料と合わせて、保存すべき価値があるとされています。 このほか、国の登録有形文化財に、長崎市にある国道三四号一之橋と国道三四号中之橋、それに国道三四号鎮西橋が登録されることになりました。 いずれも昭和9年に作られた鉄筋コンクリー
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