寄付講座に関する二つのエントリについて。こういう反応が出るかなあと思ったら案の定ではあったので、少し書く。はてなブックマークの話(1・2)な。まずso_kb氏による、これはまともな指摘。 影響力の大きさは額の大小ではなく、研究費用に占める額の割合と、資金供出元の多様性(異なる寄付元がありうるか。寡占状況にある業界では選択肢が少ないはず)が効いてくるのでは。 これ自体はその通りで、かつさまざまな方法でその実態に迫ることはできる。たとえば研究費の規模という観点で言えば、どの研究者がどの程度の科研費をどのようなテーマで取っているかというデータは、過去のものを含めて公開されており、ネット上で調べることができる。寄付の拠出元については、寄付講座・研究部門の規模についてなら今回の根拠となった当の文書で公開されている。 あるいは、エントリ自体でネタを振っておいたのだが人事についてもかなりの程度公開情報か