松本市が松本城に近い市街地の一角を買い取り、広場を整備する方向で、権利者と協議していることが9日、分かった。かつては南大手門の「枡形(ますがた)」があった城下町の顔ともいえる場所。将来は、枡形全体の復元も視野に入れ、歴史遺産の価値を生かした街づくりを進める狙いとみられる。 枡形は、城門の内部や外側につくった空間で、敵を囲い込んで上から攻めたり、味方の兵を集めて敵を外に攻め出したりするために設けた。松本城の枡形は城の南の入り口「南大手門」の南側にあった。現在の大名町通りに位置し、通りに沿って東西の建築物にかかっている。 市が土地と建物の購入を準備しているのは、経営破綻した大手消費者金融「武富士」が所有後、今年5月に望月地所(松本市)が購入したビル(鉄骨コンクリート6階建て)と、四柱神社所有で眼鏡時計店が営業しているビル(鉄筋コンクリート6階建て)。既に市に寄付されている旧鶴林堂書店ビル(
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