これは、1人のアイドルオタクの実話である。 深夜、目の前に突然現れた電車に飛び乗ったら、気づけば佐賀にいた。ちなみに九州在住ではない。ゴリゴリの都内在住である。 軽く自己紹介させてもらうと、私は世界中のつらみとしんどみを煮詰めて生成した鬱イベント・就活&卒論を自担の顔のよさだけで乗り切り、晴れて令和元年に入社した新入社員のジャニオタだ。 もろもろの研修を終え、6月に配属されて本格的に社会人として歩みだした訳だが、毎日が慣れないことの連続で、本当〜〜〜に精神の疲弊がすごかった。希望通りの配属で先輩方も軒並み仏のように優しいにも関わらず、 「エッ…これから先40年くらい毎日労働すんのか…ヤバ…」 と揺るぎない真実に少し引いてしまったこともあり、なんかもうとにかく疲れていた。「僕はジャニーズJr.!」と自己暗示をかけ、自分はHey!Say!JUMPの八乙女光くんにあこがれ、いつかJUMP兄さんの