北斗星、来年8月廃止決定 三セク経営に影響 並行在来線、旅客収入減 (12/23 16:00) 寝台特急「北斗星」の廃止を惜しみ、機関車と客車の切り離し作業を撮影する乗客ら=21日午後9時40分、JR函館駅 JR北海道と東日本が寝台特急「北斗星」(上野―札幌)の来年8月の廃止を19日に正式に発表したことで、東北・北海道新幹線の並行在来線を経営する第三セクター会社は、貴重な旅客収入の一部が失われることが確実となった。各社は存廃が未定の「カシオペア」も含め、少しでも長く運行が継続されるよう願っている。 2016年3月の北海道新幹線開業に伴い、江差線木古内―五稜郭間(37・8キロ)の経営を引き継ぐため来夏本格始動する三セク会社は毎年1億6千万円程度の赤字が見込まれる。 三セク区間を走る寝台特急は形式上、三セク会社がJRの車両を借りて運行し旅客収入を得る。道の試算では、北斗星のほか、現在同区間で運