揺れる飛行機。 先日、飛行機で鹿児島に行きました。10年ぶりの飛行機に背筋が凍りました。あの離陸の際の急加速と強烈な揺れ、斜めに傾く機体に泣きそうになりました。落ちたら死ぬというのに、どうして他の乗客がこうも落ち着いているのか不思議でなりません。隣のおじさんは眼鏡がずれるほど爆睡しています。このおじさん、離陸の前から寝てるんですよ。 遺書を書こうと思いつく。 飛行機事故の際に絶望と恐怖の中で乗客が遺書を書いたシーンが、山崎豊子の『沈まぬ太陽』にあります。自分もこうしちゃいられない、とペンを探しましたが見当たりません。そう言えば旅行鞄にペンなんて入れてません。今は全部スマホ(わたしはタブレットですが)にメモしてますからね。そもそも遺書を書くよりラインで送れば一発です。さっそくタブレットを開きました。 なんて書くか、本気で悩む。 まず書き出しです。 飛行機が落ちそうです。残念だけど、お父さんは