SMBC日興証券の社員らが特定の銘柄の株価を維持する目的で不正な株取引を繰り返した疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は2日までに、金融商品取引法違反(相場操縦)容疑の関係先としてSMBC日興本社(東京・千代田)を強制調査した。複数の関係者への取材で分かった。監視委は検察当局への告発も視野に調査を進めている。大手証券社員が相場操縦容疑で強制調査を受けるのは異例だ。【関連記事】・・金商法は証券市場の公正を害する極めて重大な行為として株価操作に最も重い刑罰を定めている。社員らは業務として容疑対象の売買を実行しており