ハムハムが2年生の時の教科書には「すみれとあり」というお話が載っていました。 「すみれがあちこちで咲いている理由とありの関係」を読み取る説明文です。 北海道某地方でもすみれは咲いています。 ただ、そこら中に咲いているわけではなく、野原とか原野とかそういうところ。 街なかで見るのは、ビオラやパンジーのこぼれ種から生えた先祖返りのやつです。 それで、まあ、そんなすみれを想像しながら読み進めるわけです。 でも、九州に来て愕然としました。 あちこちですみれが自己主張してるのです。 石垣の隙間ですみれが満開だったりするんです。 「そうか、これのことか!」 と、思うのですよ。 北海道で想像していたすみれとは全然違うんです。 想像することでも物語の世界を広げることができるのですが、 文章の光輝き方が違うのです。 実際に経験ができるって幸せなことだなと思います。 ところで、かすかな記憶なのですが、 ねずみ