JRや私鉄など12路線が乗り入れる国内最大級のターミナル・新宿駅の案内表示について、東京都や鉄道事業者などでつくる協議会が、色や文字の大きさなどの統一基準をまとめた。JR新宿駅を中心に4方位を4色に分けて表示するなど、目的地が一目でわかるよう工夫をこらす。共用通路などの約700カ所の表示を2017年度に一斉に刷新する方針だ。 【写真】新たな案内看板を掲示した新宿西口地下広場のイメージ=東京都提供 新宿駅の案内表示は、駅や通路を管理する鉄道会社や都など11社・団体が独自基準で設置。外国人観光客らから「迷宮のようだ」との指摘があがっていた。 新しい基準では、表示板の地色は白に統一。JR新宿駅の東側(新宿3丁目方面)を水色、西側(都庁方面)を黄緑色、北側(西武新宿駅の方面)を紺色、南側(新設バスターミナルの方面)を紫色に分類した。駅利用者800人へのアンケートをもとに、おおまかな地域を「西口