Red Hatが、64基のプロセッサを搭載したx86サーバをサポートする、同社の上位Linux製品をアップデートした。近い将来には、IBMの「Power」チップおよびIntelの「Itanium」チップを利用したマシンを、より大規模に構成できるようになる。 「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」は、オープンソースのOSであるLinuxの商用版の中で、最も普及しているものだ。Red Hatは米国時間3月7日に同製品のRHEL 4 Update 3をリリースし、Unix OS向けとして開発されたマルチプロセッサにLinuxを対応させた。 新たなプロセッサ技術が市場に投入されたことにより、64基のプロセッサを利用する場合に、数百万ドルもする冷蔵庫サイズのサーバを用意する必要がなくなった。今回の変更点の1つは、一片のシリコン基板に複数のプロセッサエンジンを積むマルチコアチ