鹿島のMF土居聖真(32)がJ2山形に完全移籍することが25日、両クラブから発表された。鹿島のジュニアユースに加入してから約20年のワンクラブマンで、今季J1上位につける鹿島では24試合で11試合(先発3)に出場していた。故郷のクラブとはいえ、試合に絡むJ1上位クラブの選手がシーズン途中、J2クラブに移籍するのは異例と言えるだろう。 移籍成立の背景には、山形の並々ならぬ熱意があった。土居は、鹿島との契約が来季以降も残っており、獲得には多額の移籍金がかかる。J2クラブとしては社運をかけた額だが、J1昇格へ向けた切り札として完全移籍、複数年契約でオファーした。山形で強化を担う丹治祥庸GMは仙台在籍時、鹿島からFW柳沢敦、MF野沢拓也を獲得した経験があり、鹿島で主軸を務めた選手がもたらす効果を含めて体感していたことが、オファーへの後押しになったようだ。 「アントラーズは人生そのもの」とコメントし
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