大学ラグビー日本一を決める決勝戦は早大対明大で争われる。2日の準決勝で早大は天理大をスピーディーなオープン展開で8トライをあげ、52-14で大勝し、6季ぶりに決勝進出。また明大は東海大と力勝負になったが、29-10で下し2連覇に王手をかけた。両校は11日、ラグビーで初めて新国立競技場で対戦するが、伝統の人気カード早明戦となったことでチケット争奪戦など早くもフィーバーしている。 「興行的には最高のカード」と日本ラグビー協会関係者は手放しで喜ぶ。新国立初開催だけに集客力を気にしていたが、人気の早明対決なら文句なしというわけだ。 1923年に第1回ラグビー早明戦が行われて以来96年、両校は母校の名誉をかけて戦い続けてきた。64年から大学選手権が始まり、早明は決勝で9度対決(明大の6勝3敗)。23季ぶりの決勝対決が新国立でのラグビー初戦とは、宿命というほかない。 長く不振だった早大が優勝すれば20