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ブックマーク / aar.art-it.asia (8)

  • 藤村龍至「アートの都市論的可能性」

    usgi
    usgi 2011/08/12
  • 3.11後、変わった価値観

    3.11 - 僕はあるプロジェクトの打合わせのため、名古屋にいた。クライアントとの打合わせ中、ゆっくりとした振幅の大きな揺れが1分以上続いた。「少し長めの地震」そんな程度にしか発生当初は考えていなかった。 打合わせが一段落し、クライアントの一人が何気なく見出した携帯のテレビ放送を覗き込むと、そこには想像を絶する光景が映し出されていた。ドス黒い津波が街を襲い、海は渦を巻いていた。東京でも死者が出ていると伝えられ、ヘリコプターからの空撮は、九段会館の駐車場に横たわる人の姿を映していた。急いで携帯で東京に連絡を取ってみたがもう遅い。唯一繋がったTwitterを頼りに情報を収集し、友人の無事を確認出来た安堵感と、TL上を流れてくる被災状況の緊迫感とで妙な興奮状態に陥っていたことは、今でも良く覚えている。 翌週以降、“僕達が東京にいて出来る支援”について事務所有志で議論し、思いついたものから実践

  • 「震災を期に変わったことと変わらないこと」

  • 福島から始まる話。

    目を閉じて、幼い頃に頻繁にみていた景色を思い出してみる。 そのとき思い起こされてくる緑色の景色が私にとっての“故郷”と呼べる場所だとしたら、そこは青い地球の上の日の、福島県福島市と言う場所である。その福島から始まる話を書きはじめてみようと思う。 自分が生まれ育った場所について客観的に目を凝らすのは、覚悟と勢いのいる作業である。大体福島に居る時は、福島を福島と呼ぶ必要すらそんなに無かったのである。そこに居てそこで生活しているのだから、他人事のように呼んでみる必要も無く、それは言ってみれば自分の名前を唱えてみることが無いことに似ているのかもしれない。そのように福島に限らず、一カ所で生まれ育った地元民にとって、冷静にその環境について観察する機会はなかなか廻ってこないものだ。それは福島の盆地に沈んでゆく夕日の美しさに日々感動することとは違う。もう少しよそ者の目で、多くの外を知った後に見ること

  • Emergent Space

    ©Takehiko Iseki 昔大切だと思っていたものが知らない間に手元から離れてしまっている事に気がついてあぜんとする。 CDも、写真も、も、手紙も、財布も、地図もあっという間になくなった。 あるのはポケットの中の薄っぺらなスクリーンと、そこから聞こえるアナウンスにも似た友人の話し声。 当に相手がいるのか不安にもなるし、いないならそれでも良いような気にもなる。 いまさら街に出てものを買うという現実との接点も何か時代遅れのような気がしてくるし、 そもそも選択肢が多すぎて何から買って良いのかも分からない。 思えば、コンビニが全国に広まり始めた90時代頭、それまで水曜にしか買えなかったジャンプが、月曜に離島の中学生の手元に届くようになった時に覚えた違和感に気がつくべきだったのだ。 もう街には自分だけの居場所が無くなりはじめているという事に。 変化は物理的な居場所だけではなかった。 屋の

    usgi
    usgi 2010/12/18
  • ARTand ARCHITECTURE REVIEW

    特集:設計プロセス論の現在 Introduction:藤村龍至 「なぜ今、設計プロセス論なのか」 私たちは何をどう捉え、形にしているのか。1960年代に隆盛を極めた設計プロセス論を、WEB技術が日常生活に実装されつつある2010年の今、見直す機運が高まっている。 Cover Interview:伊東豊雄 「インタラクティブなプロセスを実現する意思」 構造家セシル・バルモンド氏とのコラボレーションなど、アルゴリズミック・デザインを設計プロセスのなかに取り入れ、実践されている伊東豊雄氏にインタビュー。

  • 泉太郎「コントロールできるもの/できないもの」(1/3)

    聞き手=藤村龍至 泉太郎氏の映像作品「さわれないやまびこの眺め」は、泉氏の作品を街の人に見せてその反応をインタビューし、その反応をさらに3人のボランティアに聴かせて次の作品を制作してもらうという作業を6回繰り返したものである。作品の印象が言葉になって伝えられていくうちにどんどん変型していくという他者性を内包したその制作プロセスは、都市設計のそれに近いともいえ、作家のあり方としても興味深い。そこでここでは、泉氏にその制作意図をじっくり伺うことから、その問題意識を掘り下げていくことにした。(藤村龍至) ちょっとずつずれてしまう 藤村:まず「さわれないやまびこの眺め」をめぐってお話を伺いたいと思うんですが、あの作品は、いわゆる作家が作品と向かい合うという形よりは、色々と他者が介在しているので、私たちからすると建築のつくり方にも近いなという印象を持ちました。建築は図面がクライアントにいって、

    usgi
    usgi 2010/12/14
  • ARTand ARCHITECTURE REVIEW

    現代アートを対象にした、ウェブマガジンと会員制コミュニティ特集:設計プロセス論の現在 Introduction:藤村龍至 「なぜ今、設計プロセス論なのか」 私たちは何をどう捉え、形にしているのか。1960年代に隆盛を極めた設計プロセス論を、WEB技術が日常生活に実装されつつある2010年の今、見直す機運が高まっている。 Cover Interview:伊東豊雄 「インタラクティブなプロセスを実現する意思」 構造家セシル・バルモンド氏とのコラボレーションなど、アルゴリズミック・デザインを設計プロセスのなかに取り入れ、実践されている伊東豊雄氏にインタビュー。

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