有川 おかげさまで(笑)。9月半ばに、高知新聞社のロビーでサイン会を開かせていただいたんですけど、150人ほどの方が来てくださって。即売会で用意した300冊のサイン本もほぼ完売させていただきました。この時は県庁の職員の方も来てくださいましたね。「読んでいますよ」って。 ―― 有川さんは過去に、図書館戦争シリーズや自衛隊三部作など、ミリタリー色の強いSF作品を世に出してきました。今回、なぜ高知県庁のおもてなし課をテーマに小説を書こうと思われたのか、その経緯を最初に教えていただけますか。 ギッタギタにしてあげる 有川 直接の出会いは、今から2年ほど前に、高知県の観光特使のご依頼を受けたことですね。この時に、おもてなし課の存在を知りました。 ―― 存在を知った時はどう思われました? 有川 「おもてなし課」とは面白い名前だな、と。それで、私で役に立つのなら、という感じだったんですけど、観光特使の仕
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