妊娠中の過剰な葉酸が自閉症リスクに関連 妊娠中の女性は葉酸を十分に摂取するよう推奨されるが、新たな研究により、母体の葉酸(ビタミンB9)およびビタミンB12の値が高すぎても、生まれる児の自閉症スペクトラム障害のリスクが上昇する可能性が示唆された。 画像提供HealthDay 「葉酸は適量であればよいものだが、過剰になると悪影響をもたらすようだ。ただし、妊娠を望む人や妊娠中の人は、サプリメントを中止すべきだとは解釈しないでほしい」と、研究共著者の1人である米ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部教授のDaniele Fallin氏は述べている。 今回の研究で、分娩時に母親の血中葉酸値が非常に高い場合、正常値の母親に比べて自閉症児が生まれる確率が2倍であり、ビタミンB12の値が高い場合は3倍であることがわかった。葉酸とB12がいずれも過多であった母親は最もリスクが高く、いずれも正常