この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。 今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。 【コミカライズ&電子書籍化決定!】 ノージック王国第三騎士団の非正規騎士レオナルド・バッカスは、四十歳の定年を前に貴族である上司から田舎の村の代官になってみないかと持ちかけられる。 税収はそれほどではないが、自然に恵まれ、領民たちは善良で、何よりおいしい田舎料理とどぶろくがある。平民出のレオナルドにとっては、貴族向けのおしゃれな料理より、田舎の素朴な料理のほうがごちそうだ。 願ってもない話に、レオナルドはその村の代官となることを了承した。 現地に赴任し、長年の騎士団務めの疲れを癒やそうと思うレオナルド。 だが、ある雨の日に、突然珍客が現れた。 公爵令嬢だという彼女は、レオナルドに出し抜けに言った。 「わたしをもらってください」と。 なだめようとするレオナルドだっ