簿記1級のための学習法 簿記って、どれほど複雑な取引でも、最終的には、シンプルな仕訳で表記されます。 例えば退職給付会計なんていくら取引の背景が複雑でも、最終的には「退職給付費用/退職給付引当金」というシンプルな仕訳に落ち着くわけです。途中の計算過程は面倒なんですけどね。でもそれすらもパターン化されていますから、覚えちゃえばなんとかなります。 すると「その仕訳や計算方法を覚えることが簿記の勉強なんだって」勘違いしちゃう人が出て来るわけです。いやいや、違うから。 簿記の恐ろしいところ(いいところ?)は、そんな勉強でも2,3級なら受かってしまうところにあるんです。 しかし1級は、当然それじゃあ無理。全然無理。でも本人は、2,3級での成功体験があるから、自分の勉強方法が誤っているとは到底思わないんですね。 すると「先生、一生懸命テキストも問題演習もやっているんですが、テキスト1冊終わる頃には最初