2024年3月8日、離婚しても子どもの親権を両親に認める共同親権制度を盛り込んだ改正案が閣議決定されました。可決されると早ければ2026年から離婚後の共同親権制度が始まります。 目次 1. 共同親権とは?単独親権とは? 2. 離婚後の親権〜世界の状況 3. 改正案の背景 4. ハーグ条約〜日本が起こしている国際問題 5. 子どもの権利条約〜日本は守ってない⁉ 6. 共同親権とDV・虐待〜「急迫の事情」があれば単独親権 7. それでもなぜ共同親権を導入する訳は? 8. 養育費を払ってもらえない 9. すでに離婚した別居親も共同親権が適応できる? 共同親権とは?単独親権とは? 親権とは父母が未成年の子ども(18歳未満)に対して持つ身分上・財産上の権利・義務のことです。子どもの養育、監護、教育、財産管理、面会交流、法定手続きなど、その子の心身の健全な育成のために行使されるものです。 「単独親権」