ブックマーク / ieei.or.jp (2)

  • 「大手電力会社1兆円の黒字」のからくり

    品やガソリンなど生活必需品の物価上昇が続き、電気料金にも大きな関心が寄せられている。電気は、生活・経済にとって死活的に重要な財であり、料金上昇は特に弱者に大きな影響を与える。電気料金の変動に関心が高いのは当然だが、原価の構造や既に自由化されていることも十分に理解されておらず、メディアの報道も正確ではないものが多い。 稿では、消費者からは見えづらい電気料金について、基礎的な点も含めて整理したい。 電気料金は上昇していたのか しばしばメディアでは「電気料金が上がり続けている」と報じられている。しかし当に電気料金は上昇を続けていたのだろうか。 近年のエネルギー価格高騰を受け、政府は、2023年1月使用分から「激変緩和措置」として、家庭用の電気料金1kWhあたりにつき7円の補助を行った。それを反映させた消費者の負担する電気料金の推移が図1である。2023年1月から下落していることがお分かりい

    「大手電力会社1兆円の黒字」のからくり
    ushura2
    ushura2 2023/11/30
  • 処理水問題の経験から社会に組み込むべき「風評加害」への免疫とリテラシー

    事前の予想通り、としか言いようがない。 東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水(以下処理水)についての話題は、実際に放出が格化すると急激にしぼんでいった。 8月に行われた1回目の放出開始直後こそ中国による日産海産物前面輸入禁止措置も取りざたされたが一時的で、10月に行われた2回目の放出では、ほとんど話題にさえされなかった。「汚染水の海洋放出反対」と繰り返し訴えてきた一部活動家や政党なども、すでに全く別の「反対」運動に移行した。この傾向はGoogle Trendsを見ても明らかだ。 当然ながら、放出後の海域モニタリング注2)でも全く問題は見られていない。そもそも『処理水を流しても有意な「汚染」など起こさない』ことなど、最初から判り切っていたことだ。 さらに、懸念されていた風評被害も起こらなかった。むしろ処理水放出直後からは沢山の応援の声が寄せられ、福島県内自治体へのふるさと納税は急

    処理水問題の経験から社会に組み込むべき「風評加害」への免疫とリテラシー
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    ushura2 2023/11/02
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