「ルムンバの叫び」「私はあなたのニグロではない」のラウル・ペックが監督を務めた本作。1840年代のヨーロッパを舞台に、マルクスとエンゲルスの出会い、そして彼らがまったく新しい労働運動を牽引していくさまが活写される。「ヒトラーの贋札」のアウグスト・ディールがマルクスを、シュテファン・コナルスケがエンゲルスを演じた。 ペックは「『富の分配』『児童労働』『男女同権』といった確信に満ちたマルクスの宣言が扱った主要なテーマは、いま現在、ヨーロッパのみならず世界中が抱えている問題と通じる」「30歳を迎えるよりも前に、マルクスとエンゲルスは世界を変え始めていた。この映画が描きたかったもの、それは、若さと、思想の革命である」とコメントを寄せた。なおマルクスは2018年で生誕200年を迎える。 「マルクス・エンゲルス」は、東京・岩波ホールほか全国でロードショー。 ラウル・ペック コメント「富の分配」「児童労