(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信は10日までに、オバマ米大統領を非難する記事を掲載し、「よこしまな黒いサル」などと激越な字句を使って罵倒(ばとう)した。 北朝鮮の国営メディアはこれまでも侮蔑的な表現で米国や韓国の指導者らを非難した過去があるが、今回ほど人種差別を露わにし、悪意に満ちた表現は例がないとみられる。北朝鮮情勢の専門家らも驚いており、その意図の把握に努めている。 米ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)は「非常に醜悪で無礼」と強く憤慨している。 この記事は5月2日に「世界で唯一怠慢なオバマ(氏)への神聖な処罰」との見出し付きで掲載された。文中ではオバマ氏を再三、「サル」と呼び捨てている。 「その容姿と振る舞いでそれとわかる」とし、「混血の生まれがその理由かもしれないが、彼を見れば見るほどサルの体から脱してきたと思わざるをえない」とまで言い切っている。 朝鮮中央通信は最近、韓国の