お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの母親の生活保護受給に批判が出ていることについて、生活保護受給者が全国最多の大阪市の橋下徹市長は30日、「すぐに保護費に頼られてしまうと、本当に助けないといけない人にお金が回らなくなる。公金を使う以上、自立できない場合は家族で支え合うルールをつくるべきだ」と述べ、扶養義務に関する制度改正が必要との考えを示した。 市役所で報道陣の取材に答えた。「3親等内の親族にも扶養義務を負わせることができる」との民法上の規定について、「核家族化に合わせて扶養の範囲は考え直さないといけない」としたうえで、「被保護者が自立できない場合、いったん保護費を支給して、扶養義務者から回収する仕組みも可能だ」と提言した。