平成11年、食品衛生法施行規則の改定によって義務化された賞味期限表示は、たまごを安心して、「生で食べられる期限」を示したものです。確かな安心のメッセージであることを、皆さんに改めてご理解いただくために、賞味期限表示について見直してみましょう。おいしく健康によいたまごを、これからも、安心して食べていただくために。 たまごのサルモネラ菌の汚染率は0.03%程度といわれ、極めて低いものです。また、仮にあったとしても、菌数はたまご1個当り数個程度であり、常温でも一定期間内は繁殖することはないので、食中毒の起こる心配はありません。しかし、その一定期間内を過ぎると、菌が急速に増殖を始めます。 そこで、完全に食中毒を防止するためにも、菌が増殖を始める前までの期間を、たまごを安心して、「生で食べられる期限」とし、賞味期限を表示しているのです。では、その賞味期限は具体的にどのように設定されているのでしょ