前回の投稿で、私共でずっと使用してきた川汲浜の天然真昆布が、不作によって2021年の漁が無いことを書きました。 昆布屋としての営業に、大きな影を落とす出来事です。 誤解があってはいけませんので改めて書いておきますと、北海道の他の地域では、天然昆布が引き続き採れている場所もあります。 また、前述の川汲でも養殖真昆布の生産は比較的安定しています。 この構図をどう見るかがとても大事なポイントになるかと思いますので、今日の投稿は、それについてのお話です。 お人によっては、「天然真昆布にこだわらなくても、養殖の真昆布でもいいじゃないか」とお考えになるかも知れません。 狭い見方をすればその通りですが、もう少し深い理解がされることを期待します。 品質面で申し上げれば、天然真昆布と養殖真昆布の味が違うのは言うまでもありません。 しかし、むしろ本当に大切なことは、そんな話ではないのです。 環境が大きく変わり