財務省できのう開かれた財政制度等審議会では社会保障がテーマとなり、新型コロナの感染者が欧米の10分の1以下にもかかわらず国内の医療体制が逼迫した問題などが取り上げられた。 医療提供体制の強化にはこれまで8兆円近い国費による支援が行われたが、財務省は医療機関が散在し、人の配置が手薄になっているとして、医療機関の連携を強化する必要性を指摘した。また、医療機関がコロナ患者の受け入れを躊躇することがないよう、より効果的な支援のあり方を検討すべきとした一方で、予算は限られているとして、コロナ患者に対応しない医療機関にも講じてきた多額の支援は見直す必要があると指摘した。(ANNニュース)