東京都下水道局の新制服用ワッペン約2万個が内規違反のデザインだとして、約3500万円かけて作り直していたことが分かった。新デザインは波線1本が消えただけの違いで、公費の無駄遣いとの指摘もありそうだが、同局は「内規違反は放置できなかった」としている。 同局は昨年7月、新制服約2万着を2億1300万円で業者に発注。「水をきれいにするイメージ」として、ワッペンの「東京都下水道局」の文字下に水色の波線1本を付けた。だが、ワッペン完成後の局内会議で「他の要素を加えない」とした都の「基本デザインマニュアル」に反していると指摘され、交換した。 内規では「約束事はあくまでも基本で例外もある」と例外規定も設けている。