常磐道・水戸インターチェンジ(IC)周辺で、狭い市道などに入り込む長距離トラックが問題になっている。被災地支援の高速道路無料化措置で、高速料金を浮かせようとトラックが水戸ICから降りてUターンするためとみられる。生活道路まで入り込み周辺住民は騒音に悩まされ、安全への不安を口にする。違法でないため県警や国土交通省は有効な対策を見いだせていない。 水戸以北のICでトラックなど大型車が乗るか降りるかした場合、無料になる。例えば関西や九州方面から各高速道路を乗り継ぎ、水戸ICで降りれば料金はかからない。水戸ICは無料区間の中で最も東京寄りにあり、運送業者らの利用が多いとみられる。実際、無料化以降、大型車は「京都」「広島」「大分」など遠方のナンバーが目立つ。 水戸ICまで走って来たトラックは、出口から二百メートルほどの市道や国道50号の側道でUターンし、再び水戸ICに戻っていく。福岡県久留米市の運送