Paul Ekmanという心理学者は、表情で表される感情は、文化や国籍を越えて共通していることを明らかにしましたが、近年では、この説に異論を唱える研究もみられています。感情の表出は、文化的な影響を大きく受けるというのです。 time.com この記事では、ナミビアのヒンバ族に、6種類の感情を表現した表情の写真をみせ、分類してもらうことを試みました。 研究者は、それらの写真は示されている感情の数に沿って、6に近い数に分類されるだろうと予測していましたが、なんとヒンバ族の人々は6よりもはるかに多い種類に写真を分類し、1つの表情にいくつもの感情をみていることもあったそうです。 これは、音声による感情表現においても同様で、ある人は喜びの声と認識したものが、他の人には、よりネガティブな感情を表すものとして認識されたそうです。 ヒンバ族 - Wikipedia 西洋人が一般に幸せを表現していると認識す