平成24年7月19日 前鋸筋のこと 第2肋骨の外側面には、『前鋸筋粗面』と言われる隆起がある。 南山堂の日本人体解剖学①によれば、 「骨の表面には、付着する筋肉あるいは骨中に向かう神経、血管のため、さまざまな隆起や窪みあるいは陥凹が作られる。」 筋の集中的な収縮活動によって、骨表面が牽引され、身体の発達とともに、骨表面が隆起してくるのだろうと思います。これが「結節」や「粗面」となって表れる。 前鋸筋は、第1~10肋骨に付着しているのに、「前鋸筋粗面」は、いろいろと調べてみても、なぜだか第2肋骨にしかない。 なぜだろう・・・ ここで、身体全体を使って、めいっぱい壁を前に押す動き考えてみたい。 肩甲骨を体幹にしっかりとつなぎ止めて、ちょっとやそっとの負荷では、肩甲骨がズルリと動かないようにする働きが必要です。 体幹と肩甲骨をつないでいる筋として上げられるものは、 僧帽筋 菱形筋 肩甲挙筋 前鋸