いにしえの偉人、達人の 知恵と言の葉のエッセンスを、 古典の名言、名文から汲み取り、 分かち合うためのページです。 日本精神文化を代表する能、茶道、 武士道、俳諧、禅などの古典名著から 毎回、名言・名句をピックアップし、 解説とともにおすすめ作品の本文を 現代語訳にて抜粋、ご紹介していきます。 その1 秘すれば花なり。 その2 初心忘るべからず。 ~世阿弥「風姿花伝」第七 別紙口伝より。 [クイズ] 創刊第一回目は、誰でも知っている有名な、この二つの名言から。まずは、クイズです。この言葉の正しい意味を下の二つから選んでみてください。 「秘すれば花なり」の正しい意味は… ①本当に重要なものは、他人から隠しておかなければならない。 ②他人に隠しているものは、本当は大したものではない。 「初心忘るべからず」の正しい意味は… ①初志貫徹すべきである。 ②初心のころの未熟な考えやわざをいつまでも捨て