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薬学に関するutopian20のブックマーク (2)

  • アメリカでの安全なオピオイド処方に向けて

    アメリカでは現在、オピオイド中毒や過量投与の蔓延が問題になっている。そのため、オピオイド中毒や依存が起こるリスク因子とは何かを理解することが重要になっている。 麻薬類(Opiates)はアヘンから自然誘導されたもので、コデインやモルヒネのような薬剤も含まれる。半合成麻薬類は自然物と合成化合物の組み合わせで、ジアセチルモルヒネやオキシコドンのような薬剤が含まれる。そして、合成麻薬類とは全てが合成された化合物でメタドンやフェンタニルのような薬剤 であり、オピオイド(opioid、モルヒネ様物質)はこれら全ての総称である。 アメリカでのオピオイド中毒危機の現状認識のためには、オピオイドがどのように処方されてきたのか、その経緯をまず理解することが肝要である。1996年より前は、オピオイドはがん性疼痛にのみ処方されていた。そして、全ての慢性疼痛において、その治療のためにオピオイドを処方することは適正

    アメリカでの安全なオピオイド処方に向けて
  • 曇った鏡 『仁 -JIN-』のペニシリン合成

    ドラマ版は観たことのないのですが、『仁 -JIN-』。こいつの原作漫画友人から借りました。 まだ5巻までしか読んでないのですが、面白いですね! それに「なんちゃって医学検証」やってる身としてはもっと早く読んでおけばよかったなーと思う作品です。 この作品で注目すべきはやはりペニシリンの合成ですね。 あれ、確かに理論的には不可能じゃない方法だと思います。 というのも、いま私がいる医薬品化学講座の研究室でもあれに近いことをやっているんです。 細菌を培養したりとかはしないんですが、生成物を精製・抽出する作業はうちの研究室では当たり前のようにやってることなので、何だか親近感湧きます。 という訳で、『仁』のペニシリン製法(3巻126~128ページ)を今の実験室での工程にあてはめてみます。 ①米のとぎ汁と芋の煮汁を混ぜて培地を作る 実際に実験室でよく使われるのはアミノ酸や糖などを加えた寒天培地です。

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