「サッカーではベテランですけど、大学のなかでは“若手”。まだまだ新人教員です」 早朝から午前中はグラウンドで他の選手たちとともに練習をこなすと、午後はスーツに着替えてキャンパスに出勤。筑波大の助教として授業や研究活動を行う。 “助教”と“プロサッカー選手”の2つの顔を持つ女子サッカー界のレジェンド、三菱重工浦和レッズレディースの安藤梢は、40歳になった今もはつらつとした笑顔を見せていた。 朝から晩までスケジュールはびっしりでも彼女から一切疲れのようなものは感じられない。むしろ生き生きしている。その表情がなによりも充実していることを物語っていた。 教壇に立つのは「サッカーよりも緊張する」 現在、大学院ではスポーツマネジメント領域の授業を担当し、スポーツマネジメントに関することや、女子サッカーを例に女性スポーツの歴史や課題、世界の女性スポーツの発展についてなどの講義をしているという。さらに、自