台風12号による豪雨で崩れた土砂が川をふさいでできた「土砂ダム」について、国土交通省近畿地方整備局は2日、緊急工事を進めている和歌山県田辺市熊野のダムを埋め立てると発表した。ダムが想定より小さいことが分かったためで、土砂ダムを埋める工事は初めてという。 同整備局は当初、熊野地区のダムの満水時の水量を110万立方メートルと見込んでいたが、現地調査で60万立方メートルと判明。堆積した土砂の上部を削り取って埋め、上から圧縮して平地にすることを決めた。9月下旬から行っている排水作業の終了後、数日以内に埋め立てに着手する。 【関連記事】 時事ドットコム天気予報・関東甲信越の天気 時事ドットコム天気予報・東北地方の天気 時事ドットコム天気予報・北海道の天気 時事ドットコム天気予報・東海地方の天気 時事ドットコム天気予報・近畿地方の天気