飲食店でイスの取り合いになった男性に暴行したとして、警視庁滝野川署は29日、東京都足立区小台、会社員今西伸一郎容疑者(37)を傷害容疑で現行犯逮捕し、殺人未遂容疑で送検したと発表した。 男性が死亡したため、容疑を殺人に切り替えて調べている。 同署幹部によると、今西容疑者は27日午前0時頃、北区田端の中華料理店で、カウンター席に座っていた荒川区の職業不詳の男性(49)を床に引き倒し、顔や腹を数回踏みつけた疑い。 男性は搬送先の病院で29日未明に死亡。死因は外傷性内臓損傷とみられる。 今西容疑者が足をかけていた隣席に、男性が荷物を載せようとして口論になったという。今西容疑者は体重約120キロで、「踏みつければ死ぬだろうと思った」と供述し、同署は殺意があったと判断した。