20世紀末、IT革命という言葉が列島を席巻し、異様な熱気とともに迎えたバブルとその崩壊、そして先日のホリエモン騒動にいたるまで、その上げ下げの激しさといったら目の回る思いだけれど、振り返ってみればたった数年のできごと。今回は温故知新の思いで「IT革命」というキーワードを掘り起こしてみよう。 放送とネットの融合だの、ブログによる新たなジャーナリズムの台頭だの、世間はいろいろとかまびすしいけれど、ぼくたちはIT革命とはなにものか本当に考え抜いてきたのだろうか。 IBM - マイクロソフト世代の業界人は、ライブドアや楽天なんてIT企業じゃないという。「Information=情報」を扱ってはいても「Technology=技術」を生み出してはいない、というのだ。だからネット業界とIT業界は別物だ、というわけである。まぁ、それはそれで言いたいことはわかる。だけどその物言いは、ぼくに言わせればプロ野球
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