高等学校「政治経済」「現代社会」「マクロ・ミクロ経済学」に関するブログです。教科書 資料集 新聞記事 書籍 ニュース について解説いたします。 <日本経済新聞の暴走その3> 日本を代表する?経済紙が、18世紀の「重商主義」思想にそまり、暴走しています。2011年1月1日の社説や、特集記事で主張しているのですから、「一番主張したいこと」であるのは間違いありません。 ですが、完璧に間違いです。日経の主張は、すでに200年も前の、アダム・スミスによって否定された「重商主義」 そのものです。 岩田規久男(学習院大学教授)『日本銀行は信用できるか』講談社現代新書2009 p34,36 「政治家…世論をリードする大新聞や主要雑誌の経済担当記者などは…最低限,経済学の知識を持って仕事をしてもらいたいものである」 「日本は,正統派経済学の知見なしには書けないはずの記事が新聞・雑誌に満載されている不思議な国