「やめられない、とまらない」でおなじみの「かっぱえびせん」が、今年で発売50周年を迎える。 サクサクサクと一本かじると、ついもう一本手が出てしまう。 日本人の“国民的おやつ”といっても過言ではない「かっぱえびせん」だが、そもそも“かっぱ”ってなんなのか? そんな素朴な疑問を“かっぱえびせん博士”と呼ばれているカルビー・スナック事業部の島田光敏氏に聞いた。 「『かっぱあられ』という商品が、かっぱえびせんのもとになったことに由来します。 かっぱあられは1955年に作られました。当時は戦後間もなくで、お米がなかなか手に入りませんでした。お米で作るあられやおせんべいは、だから高級品でなかなか食べられなかった。それに比べて小麦粉は、アメリカからたくさん供給されていたのですごく安かった。 だから小麦であられを作りました」 あのサクサク感のルーツは、祖先の「かっぱあられ」にあったのだ。 「また、その当時