犬は最も古くから人間と暮らしている動物といわれ、アメリカでは「人間の最良の友(Man’s Best Friend)」として愛されている。放牧地帯では、羊や牛などの家畜を追い、門番として人を守り盲導犬や麻薬、爆弾を探知する警察犬としても人のために働いている。そして多くの犬が「愛玩動物」と呼ばれ、家族の一員として深い愛情を受けて暮らしている。 しかし、東南アジアでは他の食肉同様、犬を食べる文化がある事をご存じだろうか。これに関して現在、アメリカでは熱い議論が交わされているようだ。7月24日に「CNN」、そして翌日25日に「THE WEEK」にて掲載された記事を合わせてお伝えしたい。 ■犬を食べる事についての議論 犬を食べる事について意義を唱えるのは馬鹿げているかもしれない。しかし、合理主義という物が人間の感情から切り離された時、それはとても粗野で通俗的、そして品のない物になるようだ。今回この議